予防治療について

歯は本来エナメル質で守られていますが虫歯になって治療を行うと、どうしてもそのエナメル質を削ることになります。これによってその歯の寿命は短くなりますから、治療をしたと言っても元通りになった訳ではありません。

これを正しく知っていただければ、「悪くなってから歯科医院に行く」という考えではなく、「悪くならないように歯科医院に行く」という考えに同意していただけると思います。

自分自身では特に悪いところが無いと思っていても、知らず知らずのうちに歯石が付いていることもありますから、定期的に歯科医院に行って検診を受けましょう。仮に毎日のセルフケアが万全だとしても、資格持ったプロでしかできないケアがあります。

予防治療メニュー

口腔検査

丁寧な検査を行い、口腔内環境を正しく把握します。
その結果を踏まえて治療計画を作成してご説明いたします。

ブラッシング指導

歯科医院ではプロによるケアを行いますが、何よりも大事なのは毎日のセルフケアです。それを適切に行うためには、それぞれの方に合ったブラッシング指導を行うことが必要です。

お口の中を拝見して、状況を確認すれば日ごろのブラッシングのクセがわかりますので、それを踏まえた上で、その方に適した指導を行うことが可能です。

スケーリング(歯石除去)

歯と歯茎の間に付いた歯石の中には、歯周病を起こす細菌が無数に住んでいます。歯石は歯磨きでは取ることはできませんから、歯科医院で行うスケーリングが効果を発揮するのです。

定期検診（メインテナンス）の重要性

虫歯治療が終わっても、虫歯になった口腔内環境をきちんと見直さなければまたすぐ悪いところが出てきます。そのためにも歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることがとても重要になります。

検診で健康状態を確認し、セルフケアでは取れない汚れや歯石を除去し、ブラッシング指導を受けて改善を続けていれば、必ず環境は良くなります。悪くなって痛い思いをしたり、大きな治療費をかけるよりも、毎日少しずつ予防に力をかける方が効率的です。