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抜歯後の痛み ドライソケットの期間や対処法

 

こんにちは。

歯を抜いた(抜歯)の後には痛みが出ることがあります。

「抜歯後の痛みはいつまで続くのか?」
「数日して痛みが酷くなってきた場合は?」
「痛みが出ないよう何かできることはあるのか?」

とゆう不安があると思います。

今回は抜歯後の注意についてお話ししていきます。

 

抜歯後の痛みはいつまで続くのか

抜歯後の痛みには大きく2つのパターンがあります。

正常に治っていっている場合の痛みと、そうでない場合の痛みです。 ここではまず正常に治っている場合の痛みについてご説明します。

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1. 麻酔が切れるまでの時間

まずは手術中にかけていた麻酔が切れると、傷口の痛みが出ることがあります。

痛みが出てくるまでの時間ですが、麻酔が切れるまでの時間は個人差が非常に大きいです。

一般的には、麻酔が切れ始めるのは平均して1時間半ぐらいと考えてください。 完全に感覚が戻るまでには3~4時間かかることが多く、早い人は1時間、遅い人は6時間ぐらいかかることもあります。

また、麻酔を使った量や部位によっても違いがあります。 これについては患者さんによってケースバイケースなので、手術前に予測できる範囲ではお伝えしています。

さらに、麻酔が切れた後の痛みについても個人差があります。 人によっては全く痛みが出ないこともありますが、やはりできたばかりの傷口があるので、どうしても多少の痛みが出てしまうことが多いです。

麻酔が切れる前に痛み止めを飲んでいただくと、この痛みは抑えることができます。 多くの場合は痛みがほとんどないか、我慢できる程度の痛みでおさまります。

 

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2. 抜歯後の痛みの期間

多くの場合、1~2日で痛み止めが不要なくらいまで痛みが引きます

しかし、抜歯した傷口が細菌感染を起こしたり腫れがある場合には、痛みがなくなるまで1週間程度(長い場合は2週間)かかります。 抜歯する時に歯ぐきを切開したり、骨を削った場合(骨に埋まっている親知らずの抜歯など)には腫れが出やすく、特に下の歯の親知らずを抜歯した際にはその傾向が強いです。

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ドライソケットとは

ドライソケットとは、抜歯した穴の骨が露出したままになり、骨に細菌感染が起きている状態です。 ドライソケットになると、抜歯後、数日(3~5日後)から強い痛みが出てきます。

通常、抜歯後は歯を抜いた穴に血液が溜まってモチ状に固まり(血餅といいます)、そこに血管や細胞が新しくでき、傷口が治っていきます。

しかし、うまく血餅ができなかったり、数日たってから血餅が剥がれてしまうことがあります。 この場合、露出した骨の表面が感染を起こし、ドライソケットになります。

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ドライソケットの痛みはいつまで続く?

ドライソケットになると、強い痛みが10日~2週間ほど続きます。 その後、1~2週間かけて徐々に痛みが引いてきます。

つまり、痛みが完全におさまるまで、長ければ1カ月ほどかかるということになります。

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ドライソケットはなぜ起こる?

上でお話した通り、ドライソケットは抜歯した穴の中に血の塊ができない(もしくは剥がれる)ことで正しい治癒が起きずに発症します。

その原因としては、次のようなものがあります。

  1. 骨自体の血流が悪くなっていて、抜歯した穴に血が溜まらなかった
  2. うがいをし過ぎて、血の塊が剥がれてしまった
  3. 免疫力が落ちていて、骨の表面が感染を起こしてしまった

骨の血流や免疫力は全身の状態のお話ですが、うがいのし過ぎは抜歯後でも自分で気を付けることができます。

 

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ドライソケットにならないためにできること

ドライソケットにならないためにとにかく注意してほしいことは…

抜歯当日に頻繁なうがいをしないこと!
強い圧をかけるようなうがいをしないこと!

抜歯した日にはどうしてもにじむ程度の出血があります。 実は出血量自体は少ないのですが、患者さんが目にする時には唾液と混った状態なので、唾液+血液の量を出血量と勘違いされて、すごい量の出血があるように見えます。

しかし実際は、血管が破れたり全身疾患の影響で血が止まらないなど、よほどの事がない限りは出血量はわずかです。 見た目ほど心配しなくても大丈夫です。

出血を気にして不安になってうがいを繰り返してしまうと、血餅がはがれてしまい、ドライソケットになりやすくなります。

どうしても気持ち悪い時は、水を(クチュクチュせず)飲むとか、水を軽く口に含んでそのまま吐き出すといった方法をとって、とにかく抜歯したところに水圧をかけないように気を付けてみてください。

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自宅でできること

ドライソケットになった場合に自宅でできることとしては、次のようなものがあります。

  • 痛み止めや化膿止めを飲む
  • 抜歯した傷口をなるべく触らない
  • 抜歯したところに食べかすが入らないよう注意する

うがいをしすぎると再度血餅ができるのを邪魔してしまうので、最小限にした方が良いでしょう。

 


 

気になる事があればお気軽にご相談ください。